シリアのアサド政権に対して反体制派への武力弾圧の即時停止を求める国連総会決議の草案をアラブ諸国が準備し、採択に向けて各国と調整に入った。同様の安全保障理事会の決議案が4日にロシアと中国の拒否権で否決されたためで、今週中の採択を目指す。
ロイター通信によると、国連総会決議の草案はアサド大統領の退陣を求めるアラブ連盟の和平仲介案を「全面的に支持する」としている。すでにサウジアラビアが各国に草案を配り、採択に必要な過半数の賛成を得られるように交渉を進めている。
加盟国に対する法的拘束力のある安保理決議と違い、総会決議には法的拘束力はなく、国際社会の態度を示すにとどまる。だが、アラブ諸国はアサド政権に対する国際社会の圧力強化につなげる狙いがある。