【動画】世界一寒い村・オイミャコン探訪=西村大輔撮影 |
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【オイミャコン=西村大輔】人の定住地として世界で最も寒いとされるロシア極東サハ共和国のオイミャコン村を訪ねた。ツイッターで現地の様子を発信し、フォロワーから質問を募って取材した。零下61・5度。ぬれたタオルを振り回すと、30秒ほどでかちかちに凍り付いた。シャボン玉が瞬時に固まって地面に落ちた。この厳寒の中で生きる人々の姿を見た。
満天の星の東のかなたがうっすら白み始めた7日朝、屋外の温度計は零下61・5度を示していた。
重ね着した上に分厚いコートを着たが、厳しい寒気が体全体を締め付ける。写真を撮ろうと手袋を外すと、数十秒で手がしびれて感覚がなくなった。
カメラは凍り付き、握るとひりひり痛みが走る。鼻水が凍って塊になる。凍傷にならないように鼻を何度もこする。ツイッターのフォロワーから「涙はすぐ凍る?」と質問を受けた。寒すぎて涙が出てきたが、不思議と凍らなかった。
サハ共和国の首都ヤクーツクからオイミャコン村へは、北東に延びるコルイマ街道を約800キロ走ってきた。スターリン時代に政治犯らの強制労働で造られ、寒さや飢えで膨大な死者を出したため「白骨街道」の異名を持つ道だ。
極寒で車が故障すると危険なため車2台をチャーター。エンジンルームに寒気が入るのを防ぐため、車体前面を断熱材で覆った。ガラスはすべて2重だ。
ドライブインで知り合ったトラック運転手のウラジーミルさん(55)は「必ず2台一組で走る。エンジンを止めると二度と動かないので、3週間もエンジンを切っていない」と話した。
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朝日新聞国際報道部