【バンコク=小暮哲夫】ネパール政府は、中国とネパールの国境にある世界最高峰エベレスト(標高8848メートル)の登山コースに、軍と警察の治安部隊25人を派遣した。5月初めに北京五輪の聖火が中国側から頂上に到着するのを前に、亡命チベット人らの妨害行為を警戒したものだ。
AFP通信などによると、治安部隊は標高6500メートルの「キャンプ2」に派遣された。妨害行為の阻止に必要と判断すれば、発砲も許されている。聖火は5月1日から10日までの間に頂上に運ばれる予定。政府はこの期間は一般の登山者もキャンプ2以上に登ることを禁止した。
ネパールには亡命チベット人約2万人が住み、3月からカトマンズで中国への抗議デモを続けている。政府は中国からの強い圧力を受け、デモを厳しく取り締まっている。