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活動家拘束・コース一切非公表 ベトナム聖火リレー終了

2008年4月29日23時27分

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 【ホーチミン市=柴田直治】ベトナムの最大都市ホーチミン市で29日夜、北京五輪の聖火リレーがあった。政府は抗議行動を呼びかけた活動家らを拘束する一方、コースや警備態勢などを一切公表しない異例の対応で臨み、60人の走者が完走した。

 聖火は29日午後6時半(日本時間午後8時半)、繁華街ドンコイ通りの市民劇場前での出発式典後、軍体育館までの約10キロを五輪選手や歌手、市幹部らによって運ばれた。沿道には五輪や聖火リレーを歓迎する垂れ幕が掲げられ、中国から来た「応援団」や動員された地元の共産党青年組織が中国国旗を打ち振った。

 ベトナム政府が神経質になったのはチベット問題より、南シナ海での領有権問題だ。同市などでは昨年末、領有権をめぐり中国に抗議する数百人規模のデモがあった。「ベトナム政府が黙認したのでは」との観測が流れ、中国政府から強く牽制(けん・せい)されていた。

 一部のブログでは先月来、聖火リレーの際、中国への抗議を呼びかける書き込みが続いた。ブログを読んで市民劇場前に様子を見に来た大学生は「そろいのTシャツで国旗を振る中国人は放っておいて、ベトナム国旗を掲げようとすると取り締まるなんて不公平だ」と憤っていた。

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