2009年5月13日16時3分
【北京=坂尻顕吾】新華社通信によると、中国国家中医(漢方)管理局がこのほど、新型インフルエンザの「予防漢方処方」を発表した。海外感染者の特徴と古今の文献を結びつけ、生活面、飲食面、医薬面の三つの点から漢方の予防法を提示した。
漢方薬が普及している中国では03年に新型肺炎(SARS)が大流行した際にも予防効果が期待され、特定の漢方薬が飛ぶように売れた。今回は、中国での流行前に当局が「予防効果がある」とお墨付きを与えた形だ。
発表された処方は生活面で、衣服の増減により寒暖に対応する▽仕事と休息は規則性を保ち、よく動き、早く寝る▽心のバランスを保つ▽新型インフルに対する恐怖心が気を乱し、風邪をひきやすくするので適切な知識を身につける――などと指摘。飲食面では、刺激物は減らす▽あっさりしたものを心がけ、脂肪の多い、味の濃いものは避ける――としている。
また医薬面は、虚弱体質の人、口や鼻が乾燥する人、顔色が悪く腹部に膨張感のある人など、人の特徴別に特定の漢方薬を提示。服用方法として、長期服用は適さず一般に3〜5日に限る▽いわゆる秘法や偏った処方を信じない――などと訴えている。