2011年6月2日23時45分
ドイツで発生した腸管出血性大腸菌O(オー)104の感染が広がり、死者が18人に上っている。欧州では当初感染源とされたキュウリなどのスペイン産野菜を買い控える風評被害も出ており、同国のサパテロ首相は2日、欧州の関係機関に補償を求める考えを示した。
AP通信によると、世界保健機関(WHO)の当局者は2日、大腸菌はこれまでに見つかったことのない感染力や毒性の強い菌株だと話した。
大腸菌による毒素が引き起こす合併症や溶血性尿毒症症候群(HUS)によるとみられる死者はこれまでにドイツで17人、スウェーデンで1人。感染はデンマークやフランス、スイスなど計10カ国の約1600人に広がっているが、欧州連合(EU)の欧州委員会によると、ドイツ以外の感染者はほとんどがドイツ人旅行者か、ドイツを訪問した人だという。