2009年6月8日21時15分
【ロンドン=土佐茂生】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は8日、08年の世界各国の軍事力に関する年鑑を発表した。軍事費では中国が初めて世界2位になった。
08年の世界の軍事費の総額は1兆4640億ドル(約144兆円)で、前年より実質4%伸びた。
1位は米国で世界全体の42%を占めた。2位は中国で849億ドル。以下、フランス、英国、ロシアと続いた。上位5カ国で世界全体の6割を占める。過去10年間では特に中国とロシアの伸びが著しく、3倍近く増加している。日本は7位だった。
年鑑は中国の軍事費拡大について、人件費の増加と、高度に情報化された現代の戦争に備えて、兵器や装備のハイテク化に力を入れているためと指摘、「経済成長にほぼ比例し、大国化への強い切望とも関係している」とした。
一方、核兵器については、米ロ仏英中にインドとパキスタン、イスラエルを加えた8カ国が計2万3300発以上の核弾頭を保有、うち使用可能な核弾頭は8400発ある、と分析している。