ユーロ圏離脱が懸念されるギリシャで、観光業の落ち込みが深刻となっている。かき入れ時のバカンス最盛期が目前にもかかわらず、ホテルなどの予約が入らない状況が続いている。すでに今年1〜3月の観光収入は、前年比で10〜15%下落した。観光庁はイメージの回復に懸命だ。
陽光きらめく観光シーズンに入ったギリシャ。だが予約の入り方は例年よりも鈍いという。ぎりぎりまで予約を入れず、17日投票の国会再選挙の結果を見定めようという動きだ。
ギリシャにとって観光業は、労働人口の5分の1が従事し、国内総生産の15%を稼ぐ基幹産業だ。だが2009、10年の両年は財政不安の影響で不振が続いた。昨年は前年比10%増と若干持ち直したが、これはエジプトやチュニジアなど、ライバルの観光地で政変が起きたためとみられている。