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犠牲者追悼に十数万人 改革派、徹底抗戦へ イラン(1/2ページ)

2009年6月19日1時59分

 【テヘラン=吉武祐】イラン大統領選で投開票に不正があったとして抗議行動を続ける改革派のムサビ元首相の支持者らは18日、体制側との衝突で死亡した市民を弔う大規模な抗議集会をテヘラン中心部で行った。ムサビ氏本人も参加し、演説した。追悼行事で支持者をさらに動員し、徹底抗戦する構えだ。

 集会は市中心部のイマーム・ホメイニ広場で午後4時から開かれた。ムサビ氏系のウェブサイトや口コミで情報が流れ、当局の許可が出ないまま組織される大規模集会としては4日連続。広場から四方の通りに人があふれ出て、十数万人規模とみられる。

 目撃者によると、幅広い年齢層が参加し、8割程度が黒い服装。「選挙なのか、選別なのか」などの反政府スローガンを横断幕で掲げた。おおむね静かで、時折、追悼歌を歌っていたという。

 ムサビ氏は午後6時ごろに到着。「我々は、暴動を起こしに来たのではない。(投票の)権利を回復するために来た」などと述べ、平和的な集会であることを強調した。

 イランは、聖人ホセインがカルバラ(現在のイラク)での戦闘で殉教した歴史を語り継ぐイスラム教シーア派国家。犠牲や被害者意識で市民感情を刺激するこうした政治的な追悼行事の持つ意味は特別に大きい。過去には、99年に司法府による改革派新聞の発禁処分に端を発した学生デモが死者が出てから、さらに広がった例がある。また集会での犠牲者をアピールし、人権に敏感な米欧など国際社会の注目を集める狙いもあるとみられる。

 13日にアフマディネジャド大統領を「圧勝」とする開票結果が出て以後の混乱をめぐっては、国営テレビが15日の改革派集会で7人が死亡したと報道したほか、ロイター通信が14日にテヘラン大学の寮が襲われた事件で4人が死亡したと報じた。同大学長は18日、国営テレビに出演して否定した。またムサビ氏周辺によると、これまでに最大40人が死亡した可能性があるという。

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