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イラン、英大使館の現地職員8人拘束 地元通信社報道

2009年6月28日20時49分

 【テヘラン=吉武祐、ロンドン=土佐茂生】イランのファルス通信は28日、テヘランの英国大使館に勤める現地職員8人が、大統領選後の抗議行動や騒乱に「重要な役割を果たした」として拘束されたと伝えた。抗議デモの武力制圧を批判する欧米諸国に対し、イランが対決姿勢を鮮明にする意図もあるとみられる。

 これに対しミリバンド英外相は同日、訪問先のギリシャで「まったく受け入れられない嫌がらせと脅迫だ。無事に解放されるよう望む」とメディアに語り、イラン政府に対して強い懸念を表明した。また、該当する現地職員は9人前後で、何人かは釈放されたとの認識を示した。

 イラン政府は、欧米の政府やメディアが選挙の不正を訴える抗議デモを扇動し、騒乱に加担したと主張。特に英BBCをやり玉に挙げ、テヘラン支局長を国外退去にした。英イラン両国はそれぞれ相手国の外交官を国外退去にするなど関係が悪化している。

 イランにとって英国は、かつて石油利権を握られていたことから反感を持つ国民が多く、強硬姿勢を示す際、標的にしやすい。

 07年3月には、核問題で国連安保理がイランに対する2度目の制裁決議を採択する直前、ペルシャ湾で英兵15人が拘束される事件も起きた。

 イランの最高指導者ハメネイ師は28日、欧米諸国がイランの状況について「誤った発言」をしていると非難した。

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