【バンダルスリブガワン=大野良祐】タイのインラック首相は6月30日、内閣を改造した。同首相が国防相を兼任するほか、司法相、商務相、教育相などを替えた。インラック政権の内閣改造は4回目。
任期も半ばの2年が過ぎ、内閣支持率が落ちてきていた。そこに、巨額の赤字を出しているコメの買い取り制度に対する批判をめぐるブンソン商務相の失態などがあり、8月開会予定の通常国会を前に人心を一新する必要があると判断した模様だ。
首相の国防相兼務については、同国で強い政治的影響力を持つ軍を政権が重視している姿勢を示すとともに、軍掌握を強める意味合いがあるとの見方がある。
インラック氏自身は国会前の内閣改造に消極的だったとされるが、兄で国外逃亡中のタクシン元首相が改造を強く指示したと言われている。
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朝日新聞国際報道部