【モスクワ=駒木明義、ワシントン=望月洋嗣】米政府の情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)が、滞在中のロシアを含む19カ国に新たに亡命を求めたことがわかった。元職員を支援している内部告発サイト「ウィキリークス」がインターネットのホームページで明らかにした。
ロシアのインタファクス通信によると、同国では6月30日午後10時半、ウィキリークスの女性スタッフがモスクワ・シェレメチェボ空港にある外務省領事事務所を訪れ、元職員の亡命を申請した。担当者は受け取った申請書類を本省に送ったという。一方、ロシア連邦移民局は情報を確認できないとしている。
ロシアのプーチン大統領は申請について報道される前の1日夕、記者会見で元職員について「もしロシアに居続けたいと望むなら、条件が一つある。米国に損害を与えるための活動をやめることだ」と述べ、対米関係の悪化を避けつつ、亡命を受け入れる可能性を示唆した。一方で「ロシアは誰であれ、いつであれ、どこへも引き渡さない」と強調し、元職員の米国への引き渡しを改めて拒否した。
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朝日新聞国際報道部