【モスクワ=駒木明義、ワシントン=望月洋嗣】米国政府の情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者(30)は2日までに、滞在中のロシアを含む計21カ国に政治亡命を申請した。しかしプーチン大統領が「反米活動の停止」を求めたため、一転してロシアへの亡命を断念した。他の国への渡航の見通しも立たず、手詰まり状態だ。
大統領府のペスコフ報道官は2日、元職員について「実際にロシアにとどまりたいと求めていたが、昨日の大統領が示した条件を知り、申請を取り下げた」と述べ、元職員がロシアへの亡命を断念したことを明らかにした。プーチン氏が1日の記者会見で「米国に損害を与える活動をやめること」と亡命受け入れの条件を示したことに、応じられないと判断したと見られる。
元職員を支援している内部告発サイト「ウィキリークス」は日本時間の2日、当初亡命を求めていたエクアドル、アイスランドに加え、ロシアを含む19カ国に新たに元職員の政治亡命を要請したことを明らかにした。
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朝日新聞国際報道部