【バンダルスリブガワン=大島隆】米国のケリー国務長官が中東外交に力を入れる中で、対アジア外交の優先順位低下を心配する声が広がりつつある。ケリー氏は訪問したブルネイで、アジア重視の姿勢に変わりはないと懸念の払拭(ふっしょく)に努めた。
「何のことを言っているのかわからない。私はここにいる」。ケリー国務長官は1日の記者会見で、「就任以来中東や欧州(重視)に政策を転換させているようだが」と地元ブルネイの記者に聞かれると、そう反論した。ただ、ケリー氏自身、「前任のクリントン氏と比べ、アジアへの関心が低いのでは」というアジア諸国の懸念は自覚している。上院議員時代から20年以上外交に携わるケリー氏だが、パキスタンなど一部を除けばアジア関連の経験や人脈が豊富でないと言われている。
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朝日新聞国際報道部