【ドバイ=村山祐介】アラブ首長国連邦(UAE)の最高裁判所は2日、反体制派の教師や弁護士ら計69人に対し、国家転覆罪などで最大懲役15年の有罪判決を下した。エジプトのイスラム政治組織「ムスリム同胞団」系とされる地下組織「イスラーハ」の構成員として一斉摘発されていた。
国営通信によると、起訴された94人のうち、逃亡中の8人が懲役15年、61人が同7〜10年、女性13人を含む25人が無罪となった。裁判で、検察側は「政権転覆を企てて国民を扇動しようとした」などと主張。被告は全員が「同胞団とは無関係」などと否認していた。
政治が安定し、生活水準も高いUAEでは、「アラブの春」後も反政府デモは起きていない。ただ、政府はエジプトで革命後に政権を握った同胞団の影響力の波及を強く警戒している。
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朝日新聞国際報道部