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米大統領、エジプト軍に懸念 サウジ国王は支持表明

 【ワシントン=望月洋嗣、ロンドン=沢村亙、ドバイ=村山祐介】エジプトのクーデターについて、オバマ米大統領は3日、「ムルシ大統領を退陣させ、憲法を停止したエジプト軍の決定を深く懸念する」とする声明を発表した。また、ムルシ氏や支持者を不法に拘束せず、民主的な選挙で選ばれた政府に早急に権限を移行するよう、エジプト軍に求めた。

 オバマ氏は、実権を握った軍に対し「平和的な集会や自由で公正な裁判の権利を含む権利を保護してほしい」と要請。軍事援助を見直すよう米政府の関係機関に指示したことも明らかにし、エジプト軍の対応次第では援助を打ち切る可能性を示唆した。

 また英国のヘイグ外相も同日夜、声明で「民主体制における問題解決にあたって軍の介入は支持しない」と述べ、エジプト軍による事実上のクーデターを批判した。一方で「将来を考えれば、経済、政治面でより早く前進することを欲するエジプト国民の要求に応えることは重要だ」と一定の理解も示した。そのうえで、暴力に訴えないよう自制を呼びかけ、全政治勢力が平等な立場で参加する公正な選挙を早急に実施するよう求めた。

 サウジアラビアの国営通信によると、アブドラ国王は3日夜、エジプトの暫定大統領に就任する最高憲法裁判所のマンスール長官に対し、「歴史上の重要な時期に指導者に就任することをお祝いする」とする祝電を送った。とりわけ軍最高評議会のシーシ議長について「決定的な瞬間に暗いトンネルからエジプトを救い出した」とたたえ、「我々はシーシ議長に代表される全ての兵士と固く手を握る」としるし、軍が果たした役割に強い支持を表明した。

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