【ブリュッセル=野島淳】ベルギー国王アルベール2世(79)は3日夕、国民向けにテレビ演説し、高齢と健康上の理由から21日の国民の祝日に退位すると発表した。長男フィリップ皇太子(53)が第7代国王となる。現在のベルギー王室ができた1831年以降、国王が自発的に退位するのは初めてという。
国王は「即位から20年。次世代にトーチを渡すときだ」と述べた。国王は1993年、兄のボードワン前国王の死去に伴い即位。北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立が根深い同国で、国民統合の象徴としての役割を果たしてきた。
2010年6月の総選挙後、連立協議が難航して541日間にわたり組閣ができなかったときも、国王が何人もの交渉担当者を指名し、調停役を担った。
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朝日新聞国際報道部