歓喜と非難が渦巻くエジプト軍のクーデター。局地的な衝突や死者も伝えられ、外務省は危険度を引き上げた。旅行会社はツアーを中止し、国外退去を指示する企業も出始めた。現地で暮らす日本人は、今後の展開を注意深く見守っている。
「水20リットルを買いだめした」。日本貿易振興機構(ジェトロ)カイロ事務所の高宮純一所長(46)は電話取材にこう答えた。事務所は、カイロ中心部の広場から北に約3キロ。商店は通常通り営業しているが、クーデター直前に街中で軍人の検問を受けた。
2年前の民主化運動「アラブの春」の時は、警察署やレストランが燃やされ、民間人も多数死亡した。高宮さんは「冷静に状況を見極め、いつでも国外退去できるよう準備している」と話した。
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朝日新聞国際報道部