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北朝鮮ミサイル、精度向上か 韓国筋「性能誇示も」

2009年7月6日3時4分

 【ソウル=箱田哲也】北朝鮮が4日、日本海側に向けて発射した7発の弾道ミサイルは、事前に設定された航行禁止区域内のほぼ同じ地点に落下したことが韓国政府などの分析でわかった。同政府関係者は5日、「少なくとも短距離のスカッド(射程約500キロ)については精度をかなり向上させている可能性がある」と語った。

 韓国政府は7発のうち、2発程度が中距離の「ノドン」(射程約1300キロ)の可能性があり、残りはスカッドとの見方を強め、分析を急いでいる。このうち5発は400〜450キロ離れた、ほぼ同じ海域に落下。残りの2発も近くに落ちたという。

 北朝鮮はちょうど3年前の7月5日未明にも、ノドン、スカッドに長距離弾道ミサイル「テポドン」を含めた7発のミサイルを発射したが、当時と比べても発射技術が高まったとみられている。

 ノドンが含まれていたとすれば、射程の長いミサイルをわざわざ短い飛行距離で落としたことになるが、別の韓国政府関係者は「スカッドとノドンの中間の射程を、ノドンで自在に調整してカバーすることを狙っているのではないか。そのための実験をするとともに、ミサイル輸出の相手国に性能を誇示する意味もあった可能性がある」と指摘する。

 北朝鮮が挑発的な行為をとり続ける背景には、外貨獲得を念頭にミサイル技術の確立を急いでいるとの指摘が、研究者らの間から出ている。2度の核実験を受け、国際社会が制裁色を強めている現状の下では、北朝鮮もすぐに米朝対話を再開させられるとは考えていない模様だ。

 また、4月後半ごろから始まった、生産性を高めるための国家総動員運動「150日戦闘」も、ミサイル発射などこのところの動きに関係しているとされる。「戦闘」がいつ終わるのかはこれまで明確ではなかったが、朝鮮中央通信によると、4日付の労働新聞は9月中に終わると明らかにした。

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