【工藤隆治、木原貴之】アシアナ航空の尹永斗(ユンヨンドゥ)社長は会見で、操縦ミスの可能性について「機長は飛行時間が1万時間を超す熟練者だ」と強調した。着陸前の機体の異常を示す信号は「なかった」としている。
だが、日本航空の元機長で航空評論家の小林宏之さんは、事故時の天候が安定していて、テロの可能性も浮かんでいないため、「パイロットの操縦ミスか機体トラブルに絞られる」と指摘する。航空機は通常、着陸時に水平面から3度の角度で下降する。事故機は当時、パイロットが手動で機体を操作していたといい、「通常より大きい角度で降りようとしてエンジン出力を絞りすぎ、着陸直前の修正が間に合わなかったのでは」とみる。進入する角度の目測を誤っていた可能性もあるという。
一方、日航の777型機の元機長は、エンジントラブルの可能性を指摘する。2008年の英国での777型機の事故を挙げ、「左右のエンジンがともにトラブルを起こし、やはり滑走路手前に降りた。今回のケースと似ている」と話す。
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朝日新聞国際報道部