|
|
【カイロ=神田大介】ムルシ大統領を解任したエジプト軍がイスラム系メディアへの規制を強めている。ムバラク政権を崩壊に追い込んだ2011年の「アラブの春」以降、報道の自由が一気に広がったが、軍の意向に沿わないものは圧力にさらされている。
カイロにあるテレビ局「ミスル25」のスタジオに3日夜、兵士たちが突然侵入した。軍最高評議会のシーシ議長がムルシ氏の解任を発表した直後だった。ニュース番組の生放送中だったキャスターや解説者、スタッフら十数人が逮捕された。翌日釈放されたが、放送は今も禁じられている。
同局はムバラク政権が崩壊した11年に、ムルシ氏の出身母体・ムスリム同胞団によって設立された。ゼネラルマネジャーのハゼム・グラーブさんは、ムバラク政権が報道を厳しく制限していたことに触れながら、「革命前に逆戻りだ。ムルシ政権は反対派デモの報道を禁じなかった。軍は何の説明もしない」と話す。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部