2009年7月8日12時29分
夜間の車両通行禁止から一夜明け、武装警官を満載したトラック100台以上がウイグル族居住区に向かった=8日午前8時すぎ、ウルムチ、奥寺淳撮影
夜間の車両通行禁止から一夜明け、武装警官を満載したトラック100台以上がウイグル族居住区に向かった=8日午前8時すぎ、ウルムチ、奥寺写す
夜間の車両通行禁止から一夜明け、武装警官を満載したトラック100台以上がウイグル族居住区周辺に続々と到着した=8日午前8時すぎ、ウルムチ、奥寺淳撮影
治安の悪化から夜間は車両通行禁止となり、ウイグル族居住区付近の路上は武装警官を満載したトラックで固められていた=7日午後10時半ごろ、ウルムチ、奥寺淳撮影
【ウルムチ(新疆ウイグル自治区)=奥寺淳】1千人以上が騒乱で死傷した中国新疆ウイグル自治区ウルムチは8日、漢族とウイグル族が相次いで衝突し、民族感情が極度に悪化している事態を受けて、治安当局が多数の武装警官や特殊警察を配備し始めた。ウイグル族居住区周辺にトラックの隊列数百台が続々と到着し、市内は厳戒態勢に入っている。
夜間の車両通行禁止から一夜明け、ウイグル族居住区の北端にある人民広場周辺には自動小銃や催涙銃を持ち、防弾チョッキを着けた治安部隊1千人以上が配備された。前日までの人数をはるかに上回り、「オウ、オウ」と声を上げて士気を高めている。後続部隊を満載したトラックも次々と到着、列がとぎれない。
ウルムチでは多くの死者が出た5日夜の騒乱に続き、7日には中国で多数派の漢族が抗議デモを始め、ウイグル族居住区を襲撃。漢族の市民は「襲撃から身を守るため」と称してこん棒や鉄パイプなどで武装し始めており、一触即発の状態になっている。このため、部隊はウイグル族居住地域に重点配備されている。
ウイグル族の女性、ウアナサさん(28)は「昨日、義弟が棒や刃物を持った漢族に襲われ死んだと連絡を受けたが、道路が封鎖されて確認に行けない」と悲しんだ。