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【カイロ=山尾有紀恵】ムルシ政権が崩壊したエジプトで、国営メディアは6日、マンスール暫定大統領がノーベル平和賞受賞者で国際原子力機関(IAEA)前事務局長のムハンマド・エルバラダイ氏(71)を暫定首相に任命したと報じた。しかし、直後に大統領府は否定した。7日も協議は続いた模様だが、同氏の起用を巡って、暫定政権を支持する勢力の中に賛否両論があるようだ。
世俗、リベラル勢力による「救国共同戦線」を率いるエルバラダイ氏は6日、大統領府でマンスール氏と会談し、首相就任を打診されたとみられる。エルバラダイ氏が承諾したかは不明。AFP通信によると、大統領府報道官は6日、エルバラダイ氏について「最有力候補で、候補者リストのトップにいる」と認めたが、まだ任命はされていないと述べた。
独立系テレビ局バラド電子版によると、暫定政権支持を表明したイスラム厳格派のヌール党が、エルバラダイ氏の世俗路線は国の二極化を招くとして反対しているという。同党は、政治色のない経済人が首相として望ましいとしている。
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朝日新聞国際報道部