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【ローマ=石田博士】ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は8日、アフリカからの移民船が多く漂着するイタリア南部ランペドゥーサ島を訪れた。歴代ローマ法王の同島訪問は初めて。3月に就任した法王にとっても初の外遊で、「貧者救済」の姿勢をアピールした。
法王はまず沿岸警備隊の巡視艇で海に出て、航海中に亡くなった犠牲者を追悼した。港では、キリスト教徒もイスラム教徒もいる移民たちに「ここにいない人のためにも、みんなで祈ろう」と声をかけた。
ミサでは「海で多くの移民が死亡した、という新聞記事を読み、胸を痛めた。二度と繰り返してはならない、という意識を喚起したいと考えた」と語った。「現代文明の中で、私たちは他者の叫びに冷淡になっている。『無関心』のグローバリゼーションがもたらされている」とも訴えた。移民を受け入れている島の住民を「皆さんは団結の模範だ」とたたえた。
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朝日新聞国際報道部