【ニューヨーク=春日芳晃】ロシアは9日、今年3月にシリア北部アレッポ郊外に着弾したロケット弾から猛毒神経ガスのサリンを検出したとする独自の調査結果を潘基文(パンギムン)国連事務総長に提出した。反体制派が製造・発射した可能性が高いという。米英仏は既にアサド政権側が内戦で化学兵器を使ったと発表している。
提出後に会見したロシアのチュルキン国連大使によると、調査はアサド政権の要望を受けて行った。ロケット弾の着弾地点でサンプルを採取し、ロシアの研究施設で分析したという。
その結果、ロケット弾は大量生産されたものでも、化学兵器の使用に適した型でもなかったといい、「反体制派によって製造・発射されたと信ずべき理由が多い」と結論づけた。
アサド政権は、このロケット弾の攻撃で軍人16人を含む26人が死亡し、86人が負傷したとしている。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部