【ローマ=石田博士】6月に国営放送ERTを突如閉鎖したギリシャ政府は10日から、「ギリシャ公共テレビ」と称する放送を始めた。政府はERT職員2700人を解雇し、8月末にも1200人規模の新局「NERIT」を発足させる方針だ。今回の放送は新局開始までの移行期間への対応だという。
ギリシャの行政裁判の最上級審にあたる国務院は、新局設立を認める一方で、公共放送であるERTの速やかな放送再開を政府に命じていた。
政府決定に反対するERT職員は本社にとどまり、インターネット放送での抵抗を1カ月続けている。
欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)の監視下で財政再建を進めるギリシャは、公営企業の人員削減を迫られている。
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朝日新聞国際報道部