【サンフランシスコ=藤えりか】アシアナ航空のボーイング777型機が米サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗した事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は11日、「オートスロットル(自動速度維持装置)などに異常はなかった」と明らかにした。同装置の不具合が確認されなかったことから、NTSBは今後、操縦していた副機長の操作や、指導していた機長の指令が適切だったかについて調査を進める。
今回の事故で、同機は着陸前に失速したことがわかっている。速度を設定するとエンジン出力を調整してくれるオートスロットルがどう機能したかが調査の焦点の一つになっていた。
現地で記者会見したNTSBのデボラ・ハースマン委員長が説明した。これまでの調査では、オートスロットルは稼働準備状態の「アームド」となっていた。一方で、着陸失敗までの約2分間でオートスロットルやオートパイロット(自動操縦装置)を何度も操作しようとした跡もみられたという。機長は機体の高度が落ちていると認識しながら「オートスロットルで速度は維持できると考えていた」とNTSBに説明していた。
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朝日新聞国際報道部