【ニューヨーク=春日芳晃】スーダン西部ダルフールで13日、国連平和維持活動(PKO)の国連アフリカ連合ダルフール派遣団(UNAMID)の部隊が待ち伏せ攻撃を受け、タンザニア兵7人が死亡し、少なくとも17人が負傷した。UNAMIDが発表した。2007年のUNAMID活動開始以来、過去最大級の惨事になった。
UNAMIDによると、部隊はダルフール南部ニャラ近郊で、パトロール中に大規模な武装集団から激しい銃撃を受けたという。武装集団の詳細についてはまだわかっていない。
国連の潘基文(パンギムン)事務総長は同日、攻撃に「激怒している」という緊急声明を発表。UNAMIDを狙った攻撃はこの3週間でこれが3度目といい、「スーダン政府が迅速な対応を取ることを期待する」とした。
ダルフールでは03年、アラブ系の中央政府に対抗し、黒人住民らが反政府組織を結成して蜂起。政府軍の後押しを受けたとされるアラブ系民兵が黒人の村を一斉に襲撃し、紛争が激化した。04年以降、アフリカ連合や国連の介入で停戦合意や和平合意が結ばれ、UNAMIDは合意の履行支援や市民の保護にあたっている。
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朝日新聞国際報道部