【ロンドン=伊東和貴、ヤンゴン=五十嵐誠】訪英中のミャンマーのテインセイン大統領は15日夜、ロンドンで講演し、「おそらく今後数週間で、全国的な停戦が実施される」と述べ、分離独立や自治を求めて中央政府と長年戦ってきた少数民族との和平を進める考えを強調した。ただ、少数民族側は自治権拡大に向けた対話を優先しており、「全国的な停戦」が実現するかどうかは不透明だ。
テインセイン氏は「(英国からの独立以来の)この60年余りで初めて、ミャンマー全土で銃声がやむだろう」と語り、楽観的な見通しを示した。ミャンマー政府はすべての少数民族武装組織の代表を首都ネピドーに招き、全国的な停戦協定を実現したい意向だ。
また、テインセイン氏は「今年末までに良心の囚人(政治犯)がいなくなることを保証する」と、全政治犯の釈放を明言。「我々が目指しているのは、半世紀の軍政と独裁政治から、民主主義への転換にほかならない」と語り、政治犯の釈放に向け、元受刑者らでつくる特別委員会が、全ての受刑事案を再調査していることを明かした。
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朝日新聞国際報道部