【カイロ=北川学】バーンズ米国務副長官が15日、エジプトを訪問し、マンスール暫定大統領やシーシ軍最高評議会議長(国防相)らと会談した。バーンズ氏は記者会見で「暴力と扇動をやめ、すべての政治勢力が真剣な話し合いを始めることが重要だ」と述べ、クーデターに反発するイスラム組織「ムスリム同胞団」を含めたすべての政治勢力による対話の必要性を強調した。
バーンズ氏は、ムルシ前大統領がクーデターで排除されて以降のエジプトの混乱について、「革命の約束を果たす2度目のチャンス」と表現。さらに、「エジプト国民だけが国の将来を決めることができる」と述べ、米国はどの勢力にも肩入れしない姿勢を示した。
一方、首都カイロ中心部で15日夜(日本時間16日未明)、クーデターで排除されたムルシ氏の復権を求めるデモ隊の一部と治安部隊が衝突した。混乱は16日未明まで続いた。衛星放送アルジャジーラは救急当局の情報として22人が負傷したと伝えた。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部