【ニューヨーク=春日芳晃】パナマ運河を通航中の北朝鮮籍貨物船からミサイル部品などが見つかったことについて、国連安全保障理事会の関係者から17日、北朝鮮に武器の輸出入を禁じた安保理制裁決議に違反するとの指摘が相次いだ。
英国のライアルグラント国連大使は報道陣に「これから事実確認をする必要があるが、こうした兵器を北朝鮮に輸送することは制裁決議違反だ」と述べて北朝鮮を批判。国連のネザーキー報道官も「もしこの貨物船が武器や武器関連物資を運んでいたら、決議違反になる」と指摘した。
安保理関係者によると、安保理の下部組織で北朝鮮制裁決議の履行状況を監視する北朝鮮制裁委員会と専門家パネル(委員団)に対し、パナマからなるべく早く現地調査するよう要請があり、準備を進めている。
北朝鮮は2月に3度目の核実験を強行し、安保理が過去の制裁を大幅強化する制裁決議を採択して4カ月余り。ある理事国関係者は朝日新聞の取材に「北朝鮮は安保理決議を順守しない姿勢を再度、国際社会に示した。調査結果がまとまり次第、安保理で対応を協議する」と述べた。
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朝日新聞国際報道部