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【プノンペン=佐々木学】28日のカンボジア総選挙(下院選)を前に、2009年から事実上の亡命生活を送ってきた野党救国党のサム・レンシー党首(64)が19日、帰国した。公正な選挙を求める米国など国際社会の要請を受け、フン・セン首相がシハモニ国王にレンシー氏の恩赦を求め、帰国が実現した。立候補の登録は締め切られており、活動は応援に限られる。
「帰国できてうれしい。さあ、ともに進もう」。午前9時30分、空港のゲートに姿を見せたレンシー氏はこう語った。救国党はフン・セン首相が属する人民党の最大のライバル。空港から市内へ向かう道路は白い帽子をかぶり、「チェンジ」を連呼する若者ら支持者で埋まった。党首帰国を追い風に、圧倒的な優勢が伝えられてきた人民党にどこまで迫れるか注目される。
レンシー氏は首相との対立から09年にフランスに出国。本人不在のまま公文書偽造の罪で禁錮10年などの有罪判決が出され、帰国すれば収監される状態が続いていた。
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朝日新聞国際報道部