【ソウル=中野晃】韓国の金奎顕(キムギュヒョン)・外交省第1次官が21日に投開票を迎える参院選での自民党の「大勝」を望むと発言したとして、韓国で波紋を呼んでいる。韓国では、安倍内閣の歴史認識で日韓関係が悪化したと指摘されているだけに、野党は辞任を求め、主要紙も「不適切」と批判した。
参院選特集ページはこちら問題とされているのは、訪日した金次官が18日、岸田文雄・外相と会談した際の発言。金次官は会談の冒頭、「参院選で大勝利をおさめることを期待している」と述べた。
この発言を受けて、韓国最大野党の民主党は19日、「自民党が大勝すれば、安倍政権が続き、歴史のねじ曲げや慰安婦への妄言が一層ふき出てくる」とし、次官の辞任や大統領による解任を正式に求めた。東亜日報は「自民党の大多数の議員は靖国神社参拝を支持している」と問題視した。
外交省の報道官は19日、金次官の発言について「選挙が話題になった席でのあいさつだと理解してもらいたい」と釈明している。
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朝日新聞国際報道部