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米アリゾナ州の空港で、日本人女性が身体検査に抵抗し、逮捕された。「テロ対策」の名の下での、厳しくなる一方の米空港の警備体制にへきえきしていた人々から、ネット上で「よくぞ当局にやり返した」と彼女への礼賛が相次ぎ、フェイスブック上の支援ページが続々誕生する社会現象になっている。
弁護士によると、逮捕されたのは、日本出身で米コロラド州に住む通訳兼作家の女性(61)。アリゾナ州の地元当局の話では14日午後、フェニックス空港内で身体検査を拒否し、その際に女性検査官の左胸をつかんだとして、「性的虐待」の疑いで逮捕された。
弁護士は「過剰な放射線被曝(ひばく)を避けるため、全身スキャナーでなく金属探知機を使ってほしいと頼んだだけ。検査官らに囲まれ、以前受けたボディタッチへの恐怖から、思わず払いのけた」と説明している。
フェイスブックの支援ページの中には、4千人近くがお気に入りに登録したものも。1955年にバスの白人優先席に座って逮捕された「公民権運動の母」になぞらえて賞する書き込みが目立ち、大統領選候補に推すページまである。
思わぬ反発に、地元の司法当局は19日、「容疑事実は重罪には相当していない」という声明を出すに至った。(ロサンゼルス=藤えりか)