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【カイロ=山尾有紀恵】ムルシ前大統領支持派の泊まり込みデモが続くエジプトの首都カイロ郊外ナスルシティーで29日未明(日本時間同日午前)、デモ隊が軍司令部に向けて行進を始めた。ロイター通信が伝えた。軍関連施設への接近を禁じた当局側の警告を無視した形で、衝突に発展する可能性もある。
暫定政府は48時間の期限を設け、29日未明までにムルシ派のデモ隊に対する強制排除に乗り出すとしており、緊張が高まっている。AFP通信によると、暫定政府は28日も、ムルシ派のデモ隊が度を超した行動に出た場合は、武力行使も辞さないとの警告を出した。
ナスルシティーで26、27両日に起きた治安部隊によるムルシ派のデモ隊への銃撃では少なくともデモ隊の75人が死亡。AFP通信によると、北東部ポートサイドなどでは28日も、ムルシ派と暫定政府支持派が衝突し、少なくとも3人が死亡したという。
一方、ロイター通信によると、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は29日、エジプトでシーシ国防相兼副首相やムルシ氏の出身母体のイスラム組織ムスリム同胞団側と会談し、危機打開を呼びかける見通しだ。
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朝日新聞国際報道部