【パリ=稲田信司】スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステラ近郊で起きた高速鉄道脱線事故で、地元裁判所の予審判事は28日、フランシスコ・ホセ・ガルソン運転士(52)を業務上過失致死傷の疑いで刑事訴追した。ガルソン容疑者は6カ月間の出国禁止と運転免許の停止を命じられ、保釈された。
列車は制限速度80キロのカーブを約190キロで突っ込んだとされる。ガルソン容疑者がカーブの手前でブレーキの適切な操作を怠ったため、列車を減速できないまま、脱線させた疑いが強まっている。
スペイン紙エルパイス(電子版)は、ガルソン容疑者が28日の予審判事の取り調べに対し、「惨事を招いた責任を認めた」と報じた。だが、速度超過を招いた主因は解明されておらず、予審判事は今後、速度の自動制御システムの状況などについても捜査を進めることになる。
AFP通信によると、重傷を負った乗客の一人が28日に死亡し、事故による死者は79人となった。現在も病院に70人が入院中で、22人が重傷という。
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朝日新聞国際報道部