【カブール=武石英史郎】パキスタン上下両院と各州議会は30日、ザルダリ大統領の任期満了に伴う大統領選の投票を行い、与党イスラム教徒連盟シャリフ派が擁立したマムヌーン・フセイン元シンド州知事(73)が当選した。
フセイン氏は繊維業を営む実業家出身の古参党員。シャリフ首相が1999年のクーデターで政権を追われ、亡命状態にあった当時、シャリフ氏の家族や党を国内で支えた側近の1人。シャリフ派の支持基盤がない南部シンド州出身であることも起用への好材料となったとみられている。
ザルダリ氏が率いる最大野党・人民党は、最高裁の決定で急きょ投票日が1週間繰り上げられたことに抗議し、投票をボイコットした。前政権下で行われた憲法改正により、政治の実権は首相に移り、大統領は儀礼的な地位にとどまっている。
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朝日新聞国際報道部