【パリ=稲田信司】79人が犠牲となったスペイン北西部の列車脱線事故で、業務上過失致死傷の疑いで刑事訴追されている運転士(52)が事故直前まで、業務用電話で国鉄職員と会話していたことが、地元裁判所が発表したブラックボックスの解析結果から分かった。運転士は電話を受け、運行ルートの指示について地図などを広げて確認していたとみられるという。また、事故当時の列車の速度は、制限の倍近くの時速153キロだった。
電話への応対と速度超過との因果関係は明らかではないが、運転士は事故現場となったカーブの手前まで列車を時速192キロで走らせ、脱線数秒前にブレーキをかけたものの、制限時速80キロを大幅に超える時速153キロまでしか減速できなかった。
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朝日新聞国際報道部