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「密室の巨匠」冠に 台湾で「島田荘司推理小説賞」

2009年9月4日20時56分

 台湾の出版社が主催し、中国語で書かれた本格ミステリーを募集する第1回「島田荘司推理小説賞」の発表・授賞式が4日、台湾・台北市で開かれた。受賞作は寵物先生(ミスター・ペッツ)氏の「虚擬街頭漂流記」で、日本では小説誌「オール読物」(文芸春秋)11月号で紹介される。日本の作家の名を冠した海外の文学賞は珍しい。

 台湾では日本の若者文化が人気で、日本で「新本格」と呼ばれる本格推理小説も翻訳が相次いでいる。しかし台湾の作家が少ないため、台湾で「密室の巨匠」とも呼ばれる島田さんの人気にあやかって中国語での本格ミステリーの書き手を発掘することになった。第1回にはイタリアやカナダなどの中国系市民からの応募もあった。受賞作は日本、中国、タイで出版される。

 選考委員を務めた島田さんは「受賞作は21世紀の『モルグ街の殺人事件』だ。本格(推理小説)ルネサンスの理想的な第一歩が踏み出せた」と喜んだ。

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