19世紀にフィンランド沖のバルト海に沈んだ難破船から引き揚げられたシャンパンが22日夜、シンガポールで披露された。シャンパンの落札価格としては、史上最高額とされる1本3万ユーロ(約300万円)で取引されたものだ。
フランスからロシアに向けて輸送していたとみられる難破船から昨年夏に引き揚げられた145本のシャンパンのうちの1本で、コルクなどから老舗ヴーヴ・クリコの1841年物とみられる。持ち主はシンガポールでロシア料理店を営む女性ジュリア・シェルステュックさん(35)。フランス出身の夫(49)が今年6月、インターネットで競売に参加して落札。結婚10周年の記念として夫から贈られた。
シェルステュックさんは「適当な時期に、慈善イベントとして栓を開けようと考えている。ボトルは手元に届いたばかりなので、今はまだ眺めていたい」と話した。(シンガポール=塚本和人)