ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長が11日から5日間の日程で中国を訪問する。胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席(共産党総書記)との首脳会談では、南シナ海の領有権問題などでぎくしゃくとする両国関係の改善などを話し合うと見られる。
ベトナム国内の複数の関係者が明らかにした。親中派のグエン氏にとって、1月に書記長に就任して以来、初の訪中となる。
中国船舶によるベトナム漁船や資源探査活動の妨害が相次ぎ、首都ハノイなどで反中デモが起きるなど、両国関係は冷え切っている。11月中旬にインドネシアで予定される東アジアサミットでも、南シナ海問題が議論されるのは確実な情勢のなか、トップ会談による解決策を目指すとみられる。ただ領有権の主張の隔たりは大きく、実際の歩み寄りは難しいと見られる。