イランのアフマディネジャド大統領は2日、テヘランでの記者会見で、欧米などが警戒する20%ウラン濃縮について、「外国が核燃料を提供するならば停止する」と改めて述べた。国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6カ国との核協議が行き詰まる中、6カ国側に譲歩の姿勢を示して再考を促す狙いがあるようだ。
大統領は「20%濃縮の目的は民生用原子炉の核燃料をつくるため」としつつも、「費用がかさむ。外国からの購入か、(イランが製造・保有する)低濃縮ウランとの交換で賄うことも考えている」と語った。
20%濃縮の狙いが核爆弾の製造にあるとみる6カ国側は、5月の核協議で即時停止を要求。イラン側は、核の平和利用の権利が認められることなどを条件に応じると主張した。議論は平行線をたどり、核協議は事実上暗礁に乗り上げた。