シリアからトルコに砲弾が飛び、住民5人が死亡した問題で、国連安全保障理事会は4日、緊急会合で「シリア軍による砲撃を最も強い言葉で非難する」との報道声明を全会一致で採択した。「このような国際法違反がすぐに停止され、繰り返されないこと」を求めた。
シリアのジャーファリ国連大使は採択に先立ち、砲撃の被害者と、「親愛なるトルコ国民」に哀悼を伝えるアサド大統領からの手紙を安保理に提出。報道陣に対し、「トルコとの対立を深めたくなく、友好関係を保ちたい」と述べた。シリアが謝罪をしていない理由については、「砲撃の原因についての調査結果を待っている」とした。
一方、トルコのエルドアン首相は4日の記者会見で、国会がシリアへの越境攻撃を承認したことについて「戦争を始めるつもりはない」と述べ、シリア側からの攻撃を抑止する手段であることを強調した。