国連加盟を目指すパレスチナの動きが、国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)に「飛び火」した。5日の執行委員会が国家としての正式加盟を可決し、総会に勧告したのだ。米政府はユネスコへの資金拠出を凍結する構えを見せるなど、猛反発している。
賛成40、反対4、棄権14――。執行委員会でパレスチナのユネスコへの正式加盟を総会に勧告することが圧倒的多数で決まった瞬間、議場で賛成票を投じた各国代表は総立ちとなり、歓喜の声を上げた。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は6日、フランスのストラスブールにある欧州評議会で演説し、「自由と占領の終結を求めるパレスチナの春が訪れた」と述べ、国連加盟などの動きに支持を呼びかけた。
ユネスコ憲章によると、国連の加盟国ではない国の正式加盟は、執行委員会の勧告に基づき、総会で3分の2以上の賛成票が得られれば認められる。太平洋のクック諸島などがこの方法で加盟した前例もある。