シリアと国境を接するトルコ南部ハタイ県で5日、シリア側から飛来した迫撃砲弾1発が着弾した。けが人はなかったが、トルコ軍は報復としてシリア領内に砲弾を撃ち込んだ。トルコ軍によるシリアへの越境砲撃は3日連続となる。
トルコのアナトリア通信によると、砲弾は国境線から50メートルの町ヤイラダウ近くの農村地帯に落ちた。反体制派への攻撃を強めるアサド政権軍が撃った可能性があるが、意図的か偶発的かは明らかになっていない。
ハタイから東に約200キロのアクチャカレでは3日、シリアから飛来した砲弾が民家を直撃して住民5人が死亡した。トルコ国会はシリアへの越境攻撃を承認し、エルドアン首相は5日の演説で「さらなる攻撃には高い代償を払うことになる」と強い調子でアサド政権に警告したばかりだった。両国間の緊張がさらに高まる可能性がある。(テヘラン=北川学)