韓国大統領府は7日、弾道ミサイルの射程制限を現行の300キロから、北朝鮮全域が射程に入る800キロに延長することで米国と合意したと正式に発表した。千英宇(チョンヨンウ)外交安保首席秘書官は記者会見で「最重要目的は北の武力挑発を抑制することだ」と強調した。北朝鮮は強く反発しそうだ。
韓国の弾道ミサイルの射程は2001年の「米韓ミサイル指針」で300キロ以内に制限されてきた。800キロなら韓国中部から発射しても北朝鮮の全域が射程に入る。また、射程が800キロの場合は弾頭積載重量は現行通り500キロ以下のままだが、射程が短くなるほど重量を増やせることになった。
航続距離300キロ以上の無人航空機の積載重量制限も、現行の500キロを2500キロに拡大。米国の無人偵察機「グローバルホーク」の積載重量より大きいという。比較的低空をほぼ水平に飛び、速度が遅く迎撃されやすい難点がある巡航ミサイルについては、積載重量が500キロ以下なら射程は無制限との規定が維持された。