現在世界シェアで3%ほどのイラクの石油生産量が今後飛躍的に増え、世界の市場を支えるエネルギー大国になる見通しだ。国際エネルギー機関(IEA)が9日、発表した。
現在の生産量は1日あたり300万バレルで、シェアは約3%。発表された特別報告書の中心シナリオでは、2020年までに610万バレル(シェア7%)、35年には830万バレル(同9%)まで増える見通しだ。
いずれの時点でも現在と比べると世界最大の伸びで、世界の増加分の半分近くを占め、中国やインドなどで増え続ける需要を満たす主役になる。30年代までには石油輸出量でロシアを抜き、サウジアラビアに次ぐ世界第2位となる見通しだ。巨額の石油収入を得られることで、35年には国内総生産(GDP)が現在の5倍に達する、との見方を示した。