【ソウル=貝瀬秋彦】北朝鮮軍の兵士が2日に軍事境界線を越えて韓国に亡命を求めた際に、韓国軍が警備所をノックされるまで気づいていなかったことが明らかになり、ずさんな警備に韓国内で批判が高まっている。
国会の国防委員会への報告などによると、北朝鮮兵は2日夜、東海岸に近い江原道の軍事境界線に到着。韓国側の三重の鉄条網を乗り越え、警備兵が寝泊まりする兵舎をノックしたが、反応がなかったため近くの警備所をノック。韓国側はそこで初めて気づき、北朝鮮兵の亡命意思を確認して身柄を確保したという。
当該の部隊は当初、北朝鮮兵を「監視カメラで発見した」と上部に報告し、軍もそう説明していた。これがうそだったうえ、監視カメラの録画が機能していなかったことも判明した。