米財務省は12日、2012会計年度(11年10月〜12年9月)の米国の財政赤字が、約1兆893億ドル(約85兆円)になったと発表した。前年度より16%減ったが、4年連続で1兆ドルを超えた。国内総生産(GDP)比では前年度の8.7%から7.0%に減った。
オバマ大統領は「任期中の赤字半減」を公約にしていた。しかし就任時の09年度と比べ赤字額では23%減にとどまり、GDP比(09年度は10.0%)でも達成できなかった。11月の大統領選を目前に控え、共和党のロムニー候補にとっては攻撃材料となりそうだ。
歳出は、景気刺激策の縮小やイラク、アフガニスタン派兵の撤退や縮小などで前年度比1.7%減の3兆5384億ドル(約276兆円)。歳入は緩やかな景気回復を受けて法人税収などが増え、同6.4%増の2兆4490億ドル(約191兆円)だった。