【カイロ=山尾有紀恵】シリア外務省は、14日午前0時からトルコ旅客機のシリア領空内での飛行を禁止すると13日に発表した。シリア国営通信が伝えた。トルコが領空内でのシリア民間機の飛行を止める決定をしたことに対する報復としている。
一方、AP通信によると、トルコのダウトオール外相は14日、シリア民間機の領空内での飛行を禁止したと明らかにした。13日にシリア政府に通達したという。シリアがトルコ機の領空内の飛行禁止を発表したことについては「何の価値もない」と述べた。
トルコは10日、モスクワからシリアの首都ダマスカスへ向かっていたシリア航空の旅客機を、武器運搬の疑いがあるとしてアンカラに強制着陸させた。トルコ政府は押収した貨物を「軍用物資」と断定。ロシアのラブロフ外相は12日、対空防衛システムのレーダーに使われる機器だったと認めたが、国際協定上の違反はないと主張している。